田舎は長崎です。そう聞いてなにを思い出す

日持ちしないだけに好きな菓子

三重県の四日市市について。四日市の特産で、特に個人的に好きなのは永餅という和菓子だ。どれだけ市民権を得ているかといえば、夏休み、小学生、中学生の自由研究にて、必ず複数の子供が取り上げ、常にある程度の地位(何々賞とかに選ばれる)を確保しているのだ。子供たちは小さいころから親しんでいるこのお菓子をテーマに選んで、直接店にいって、体験なんかをしてレポートをしてくるのだ。その和菓子は、永、というだけに細い平ぺったい形で薄く、本当に薄く餅をコーティング、そのなかは餡子なのだ。ちなみにその餅部分はやんわり焼いてあってこおばしい。想像するには容易い味のコントラストだとは思う。どう考えても簡単。でも美味しいんだよね。で、餅ていうことで日持ちしないのが、このお菓子と特徴。ある意味デメリットなのだが、地元な人間なのに、この日持ちしないという事実があってこそ、いつまでもプレミアと言ったら変だろうか?飽きない。いつでも買っておいていつでも食べられるというものではなく、大げさにいうと、食べたい、絶対食べたいんだ、という覚悟がないと買えない気分のお菓子なのだ。いつでもどこでも売っている訳ではないと思うと、いつまでも狙いたい和菓子なのだ。

あこがれでしたねこの仕事

自分の憧れの職業がありました。それは舞台の演出家です。いろんな有能な役者を揃えて、プランを練って、舞台監督や照明や音響のスタッフにも指示をだす。かっこいいですよね。そして総合芸術である舞台芝居を創り上げていく。本当に憧れました。ただ、現実は甘くなく、そんなに簡単になれるようなものではなかったのです。日本でもプロの舞台演出家として食べていける人はほんの一握りの人だけです。才能とチャンスとその他の何かも必要なのでしょう。他の仕事ならなるための方法ってあると思うのですが、この仕事は専門の学校があるわけでもなく、ついていけば必ず演出家にしてくれる先生がいるわけでもないのです。いくら努力をしても舞台を演出するチャンスがそんなにあるわけでもなく、もしあったにしても創った結果がお客さんにうけなければ、確実にその次はありません。きびしい世界ですよね。逆に言えばそういう中でも残ってきた人は本当に実力のある人といえるのかもしれません。蜷川さんの芝居などを観ると、その演出の奥深さに圧倒されますものね。いくつになっても夢は見ていたいものですから、これからだってチャンスがあればもしかすると、演出家として食べていけるかもしれないなと空想してしまいますよ。